受付中の講習会

重力環境におけるヒトの自然な動きの仕組みを読み解く

〜協調制御理論のリハビリテーション分野への応用〜

第1回 01月08日(木) 19時30分~21時30分

 イントロダクション「協調制御とは」

  講師:石井慎一郎(国際医療福祉大学大学院 教授)

第2回 01月09日(金) 19時30分~21時30分

 四肢動物における肢の二関節筋および一関節筋の機能的役割〜二関節リンクモデルの基礎と応用〜

  講師:ミヤケツトム(愛媛大学医学部医学教育センター 客員教授)

第3回 01月16日(金) 19時30分~21時30分

 二関節筋の機構的制御機能とその事例

  講師:藤川智彦(大阪電気通信大学大学院医療福祉工学研究科 教授)

第4回 01月23日(金) 19時30分~21時30分

 筋協調性評価の臨床実装に向けて〜実効筋力測定の利点と課題〜

  講師:玉利誠(令和健康科学大学大学院 教授)

第5回 01月29日(木) 19時30分~21時30分

 協調制御理論を応用したリハビリテーションの実際

  講師:石井慎一郎(国際医療福祉大学大学院 教授)

★全5回コース、参加費11,000円(税込)

【概要】

 ヒトの四肢は、拮抗二関節筋と拮抗単関節筋からなる「3対6筋」という筋配列により構成されています。この構造は、単なる関節の駆動を目的としたものではなく、重力環境下での立位保持、歩行 、リーチ動作などを高効率に実現するための本質的な仕組みとして進化してきました。

 3対6筋による協調制御は、接触点での力の向きをリアルタイムに調整し、剛性の自在な制御、不意の外力へのスムーズな応答、さらには不確定な接触にも柔軟に対応できるという特性を持ちま す。これは、ロボティクスやバイオメカニクスにおける理想的な運動制御モデルとも言えるでしょう 。

 2008年に出版された『二関節筋 運動制御とリハビリテーション(医学書院)』では、この「3対6筋」 に基づく制御を「協調制御理論」として体系化しました。

 協調制御理論は従来のリハビリテーションの常識を覆し、「陸上運動の基盤」として新しい視座を提示しています。しかしながら、この理論はまだ多くの現場において十分に活用されていません。 本講演では、協調制御理論をリハビリテーション分野へ応用するための実践的な視点を提供することを目的に、工学・医学・進化生物学・リハビリテーションといった多分野にわたり、同理論に深い知見を有する専門家の先生方によるオムニバス形式の講義を行います。




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