「膝関節の理学療法」Q&A

「膝関節の理学療法」にご参加いただいた皆さまからの質問にお答えします!

Question5 

膝屈曲で大腿骨が脛骨に対し後方を移動するため、脛骨前方と大腿骨後方を繋ぐACLが緊張して、それ以上の転がりを制限し、滑り運動が誘発されるのだと考えていました。PCLは脛骨に対し大腿骨が後方移動した際、緩みroll back motionには関与しないのでは?と思ったのですが、もう一度Wachowski2012の図の解説をして頂ければと思います。

 

Answer

なかなか・・・むずかしい・・・説明が・・・うまく説明できるかな…

 

 

この図のポイントは、回転中心のCよりも膝窩筋の停止部PCLFが下方・前方にあるところが味噌です。膝が滑り運動だけで曲がると・・・PCLFは、(1)から(2)の位置へ移動します。つまり、上に引っ張られる。靭帯は伸び縮をほとんどしないので、2の場所に移動した際、PCLはパッツンパッツンに引っ張られた状態になるので、そこがテコの支点のようになって、大腿骨を後方に転がさせる。。。。という感じです。