「膝関節の理学療法」Q&A

「膝関節の理学療法」にご参加いただいた皆さまからの質問にお答えします!

Question3 

講義内での質問も多くありました、膝窩筋についてです。 

膝窩筋の役割として、CKCで考えた時、最終伸展付近で、大腿骨の前方への転がりを止め、外側顆を後方に滑らせると理解したのですが、合っていますでしょうか? 

この理解でいくと、大腿骨は外旋するため、SHMを止めてしまい、膝の最終伸展に支障が出るのでは?と考えているのですが

今回の説明では、膝窩筋がSHMを誘導するということだったので、まだスッキリと理解できていないところです。

 

よろしければ、トーク番組で再度説明して頂けると嬉しいです。

 

Answer

はい!これはトーク番組でもやりますね。まずは、取り急ぎ、文字でお答えします。

 

膝窩筋は膝関節の転がりにブレーキをかけて脛骨の過度な外旋を制動します。一方で、大腿骨の滑る運動を引き起こして脛骨上での大腿骨の伸展を促します。

 

一度、動き出した物体を止めるためには、ブレーキが必要です。半膜様筋は内側顆の後退にブレーキをかけ、膝窩筋は外側顆の前進にブレーキをかける感じです。その際、転がりは止めるけど、すべりを促進するので、上手くSHMが誘導される・・・そんな感じですね。

 

なんかCGとかでうまく説明ができるといんだけど。。。。

 

ちょっと、模型とか使ってトーク番組で解説を試みてみますね。