「膝関節の理学療法」にご参加いただいた皆さまからの質問にお答えします!
Question1
石井先生が思う、より効果的なパテラセッティングの方法やホームエクササイズを教えていただけたら幸いです。
Question2
以前、受けた講義で、OKCとCKCで、荷重している、していないは関係ない。四角形の話をされていたと思います。
本日の、講義でもOKC・CKCの話が有りましたが、スクワットなどCKCやフォアランジなど台を使用せず行っている場面が有りましたが、これもCKCと考えていいでしょうか?
ちょっと概念がこんがらがりました。
次回の、配信の際に御教授頂ければ幸いです。
Question3
講義内での質問も多くありました、膝窩筋についてです。
膝窩筋の役割として、CKCで考えた時、最終伸展付近で、大腿骨の前方への転がりを止め、外側顆を後方に滑らせると理解したのですが、合っていますでしょうか?
この理解でいくと、大腿骨は外旋するため、SHMを止めてしまい、膝の最終伸展に支障が出るのでは?と考えているのですが…
今回の説明では、膝窩筋がSHMを誘導するということだったので、まだスッキリと理解できていないところです。
よろしければ、トーク番組で再度説明して頂けると嬉しいです。
Question4
曲率半径=カーブの大きさと教えて頂きましたが、カーブの大きさとは大腿骨と脛骨の接点の移動距離と考えて良いのでしょうか?
移動距離が短いとカーブが大きく、曲率半径が短いということでしょうか?
Question5
膝屈曲で大腿骨が脛骨に対し後方を移動するため、脛骨前方と大腿骨後方を繋ぐACLが緊張して、それ以上の転がりを制限し、滑り運動が誘発されるのだと考えていました。PCLは脛骨に対し大腿骨が後方移動した際、緩みroll back motionには関与しないのでは?と思ったのですが、もう一度Wachowski2012の図の解説をして頂ければと思います。
Question6
膝窩筋についてですが、膝窩筋腱の大腿骨付着部位は外側上顆直下型と外側上顆前下方型があるみたいです。回転軸からのモーメントが変化するので、直下型なら後方滑り、前下方型なら回転が生じやすいと思うのですが、いかがでしょうか?
Question7
内側広筋が筋力低下するとknee inのアライメントとなると仰っていましたが何故そうなるのかイメージができないので説明をしていただけると幸いです。
Question8
Screw Home Movementの阻害による膝関節伸展制限の因子としての、半腱/半膜様筋や薄筋などの要素に関する件です。
内反膝OAの方で、膝関節伸展位の段階で膝蓋骨正中に対し脛骨粗面が大きく外側にある…既に脛骨が過外旋しており、かつ膝関節伸展制限を有する方も少なくないと感じています。
膝屈曲しても脛骨内旋は乏しく、伸展すると過外旋の位置に戻ってしまう。こうした場合、膝伸展制限の解決策として、Screw Home Movementを促すとは違うアルゴリズムで考える必要があると思っているのですが、この時の膝の構造体の相互関係が分からず、伸展制限の治療のターゲットを絞れずにいます。
こうした変形性膝関節症をお持ちの方に対して、膝のバイオメカニクスのどの点を正常化すれば宜しいでしょうか。アドバイスを頂ければ幸いです。
Question9
半月板の可動性改善の方法ですが、腹臥位が取れない方の場合はどのように行えばよろしいでしょうか?また、実施する際、膝関節の屈曲角度に基準はありますか?
お忙しいところ申し訳ございませんが、ご回答よろしくお願い致します。
Question10
膝OAについて下腿は内旋か外旋かの議論あるかと思いますが、内側OAは下腿内旋しているという程で質問させて頂きます。
内側OAの場合は、膝窩筋は短縮位?下腿外旋症候群などは膝窩筋は伸長位にあると考えでよろしいでしょうか?
Question11
膝OAの回旋評価において、臨床上、下腿回旋は大事な動きだということは分かりますが側方へスライド(ズレて)してしまっており、基準が非常に難しいですが何か膝アライメント評価で良き診方があればご教授して頂きたいです。
Question12
TKAでもロールバッグが必要というお話でしたが、 周囲軟部組織の柔軟性を出すことでロールバッグが生じるのでしょうか? 人工関節が入っていると副運動はその関節面に依存し生理的な運動は難しいと思っておりました。膝関節の内外旋や脛骨の前方への引き出しの誘導は問題無いでしょうか? 脱臼や関節の緩みが生じてしまう事はないでしょうか?