起立動作のバイオメカニクスと理学療法

日時

08月22日(土) 19時~22時(18時30分よりzoom部屋を開放します)

 

 タイムスケジュール

  19:00~20:00  講義

   (15分休憩)

  20:15~21:15  講義

   (15分休憩)

  21:30~22:00  質疑応答

参加費

2,200円(税込)


参加方法

 インターネット環境があれば、どこでも参加可能です!

 

ZOOM」アプリをセミナー当日までに、当日使用するパソコン、タブレット、スマホにダウンロードしてください。 

開催日前日までにセミナー用URLとパスワードをメールにてお知らせいたします。合わせて、当日使用する資料についても、前日までにダウンロード先URLをメールにてお知らせいたします。

 

ZOOM入室時にはご自身のフルネームを入力してください。 

資料の譲渡・録音・録画は禁止です。



概要

 立ち上がり動作は、臀部が座面から離れた瞬間に支持基底面が臀部から足部へ移動する動作です。臀部離床と同時に支持基底面が前方に急激に狭くなるため、身体重心を前方へ移動させてから上昇させなくてはいけなせん。立ち上がり動作は身体重心の前方移動と上昇という2つの重心制御課題が要求される動作であり、どちらか一方でも上手く行かなくなると、立ち上がることができなくなってしまいます。

 

①身体重心の前方への加速のメカニズム

 身体重心の前方への加速は、骨盤の前傾運動によって行われます。骨盤を前傾させる主動作筋は腸腰筋です。その際、腰椎の多裂筋が協調して活動することで、骨盤の前傾と腰椎の伸展が同時に起こり、脊柱が中立位に固定された状態で骨盤と体幹が前方へ傾斜します。

 

②臀部離床のメカニズム

 起立動作では、臀部が座面から離れた瞬間に支持基底面が前方に狭くなります。そのため、身体重心を前方へ移動させながら臀部を座面から浮かせなくてはいけません。臀部離床は、起立動作の中で最も大きな力が要求されるビッグイベントだと言えます。身体重心の上昇は膝関節が伸展することによってもたらされます。ただし、身体重心を前方へ移動させながら膝関節を伸展させるためには、脛骨を前方に傾斜させた位置で固定して、大腿骨だけが前方に回転するように運動を制御する必要があります。

 

③身体重心上方のメカニズム

 臀部が離床して両足部で囲まれた狭い支持基底面内を重心線が通るようになってから、下肢が床面を押し、その反力が身体重心を上昇させていきます。この時、身体重心の上昇軌道は、足部で作られる狭い支持基底面内から逸脱しないように鉛直方向に制御される必要があります。また、足関節底屈筋は身体重心の上昇を支持基底面内で制御するために、筋の出力レベルを繊細に増減させながら前後方向の微調整を行っています。

 

 

講師:石井慎一郎

 

主催:バイオメカセラピー研究会