起き上がりのバイオメカニクスと理学療法

日時

08月10日(月・祝) 13時~16時(12時30分よりzoom部屋を開放します)

 

 タイムスケジュール

  13:00~14:00  講義

   (15分休憩)

  14:15~15:15  講義

   (15分休憩)

  15:30~16:00  質疑応答

参加費

2,200円(税込)


参加方法

 インターネット環境があれば、どこでも参加可能です!

 

ZOOM」アプリをセミナー当日までに、当日使用するパソコン、タブレット、スマホにダウンロードしてください。 

開催日前日までにセミナー用URLとパスワードをメールにてお知らせいたします。合わせて、当日使用する資料についても、前日までにダウンロード先URLをメールにてお知らせいたします。

 

ZOOM入室時にはご自身のフルネームを入力してください。 

資料の譲渡・録音・録画は禁止です。



概要

 起き上がり動作に要求される力学課題は、(1)身体を鉛直方向へ動かす運動量を生みだすこと、(2)支持基底面の変化に伴って重心を移動させ、その中で重心を支持することです。起き上がり動作の普遍的な力学課題を達成するための運動戦略として、体幹の屈曲・回旋要素は極めて重要な運動要素です。

 

 体幹の屈曲と回旋を組み合わせた起き上がり動作を実行するためには、体幹の十分な可動域と、腹斜筋群の活動が必要となります。体幹の屈曲と回旋を用いた起き上がり動作を可能にするメカニズムは、寝返り動作(屈曲回旋パターンによる)と共通する部分が多いです。よって、屈曲回旋パターンを用いた寝返り動作が困難な患者は、起き上がり動作も困難になります。また、起き上がり動作は、寝返り動作から連続した一連の動作であり、「寝返りながら起き上がる」事が重要です。

 

①On Elbowを可能にするメカニズム

 起き上がり動作の可否を決定付ける鍵は、寝返りからOn Elbowになるメカニズムです。寝返りから一連の動作として、On Elbowになるためには、身体が回転する軸を移動させて、回転のエネルギーを肩関節から肘関節へ移行させなければなりません。On Elbowになるためのメカニズムとして、身体の回転軸を移動させることが重要となります。

 

②肩甲帯の安定化

 起き上がり動作では、上半身の質量を支えながらOn Elbowになるために、下側の肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節には十分な安定性が要求されます。起き上がり動作は上肢が体重を支持するという動作であり、肩甲帯と上部体幹の安定性が不十分だと起き上がることができません。

 

③体重移動

 起き上がり動作の最終段階では、手根で上体を押し上げながら、骨盤と下肢で作られる長座位の支持基底面内に重心を移動させなくてはなりません。On Elbowになった後、体重を手関節に乗るまで移動させます。その後は、手関節の小指球で床面を押し込み、床反力作用点を起き上がっていく方向と逆方向へ移動させて、重心を長座位の支持基底面に移動させます。

 

 

講師:石井慎一郎

 

主催:バイオメカセラピー研究会