膝関節の理学療法

日時

07月04日(土) 19時~22時(18時30分よりzoom部屋を開放します)

 

 タイムスケジュール

  19:00~20:00  講義

   (15分休憩)

  20:15~21:15  講義

   (15分休憩)

  21:30~22:00  質疑応答

参加費

2,200円(税込)


参加方法

 インターネット環境があれば、どこでも参加可能です!

 

ZOOM」アプリをセミナー当日までに、当日使用するパソコン、タブレット、スマホにダウンロードしてください。 

開催日前日までにセミナー用URLとパスワードをメールにてお知らせいたします。合わせて、当日使用する資料についても、前日までにダウンロード先URLをメールにてお知らせいたします。

 

ZOOM入室時にはご自身のフルネームを入力してください。 

資料の譲渡・録音・録画は禁止です。



概要

 変形性膝関節症や前十字靭帯損傷など、様々な膝関節障害に対する理学療法の基本を解説いたします。膝関節の機能障害を誘発する疾患は多様ですが、障害の基本構造は共通しており、疾患によらず全ての膝関節機能障害を有する患者の理学療法には共通する基本的な治療戦略が存在しています。本講座ではこの点について解説をしたいと考えています。

 

Screw Home Movementと下肢の剛性制御

 膝関節疾患に共通する歩行障害の特徴は、初期接地時に膝関節の剛性が高められず、下肢が接地した直後にアライメントの崩れが生じることです。変形性膝関節症のlateral thrustACL損傷のgiving wayなど、いずれも立脚初期に膝関節のアライメントが著しく崩れる現象です。そのため、歩行に愁訴を持つ膝関節疾患に対する理学療法では、初期接地の剛性制御を可能にすることが重要です。

 荷重による関節面の圧縮と靱帯の緊張によって膝関節が剛性を高められる角度は、0~9度の範囲です。したがって、膝関節疾患に対する理学療法では、Screw Home Movementを誘発し、膝関節を完全に伸展できるようにすることが、最重要課題だと言えるのです。

 

②荷重応答期の衝撃吸収と関節の安定化

 歩行立脚初期の衝撃吸収をスムーズに行えるようにすることも大切です。膝関節は衝撃吸収の要であり、荷重応答期は歩行周期を通じて膝関節に最も大きな筋活動が要求されます。膝関節疾患では初期接地の剛性制御に失敗した後、荷重応答期の極めて短い時間に大きな荷重負荷が加わるため、膝関節のアライメントが一気に崩れてしまいます。膝関節に痛みを訴える患者の多くが、荷重応答期に疼痛が誘発されるのは、このためです。よって、下肢関節は踵接地後の荷重応答期に、急激な荷重負荷に対して動的安定化を図れるように動作練習を行う必要があります。

 

③立脚中期における下肢のアライメント制御

 身体各体節の配列(以下、身体アライメント)が中立位となる姿勢が静止立位姿勢であると定義した場合、歩行中に身体アライメントが最も崩れた状態におかれるのは荷重応答期です。一方、身体アライメントが最も中立位に近くなるのが立脚中期だといえます。

立脚中期は荷重応答期に比べると荷重負荷は小さいものの、単脚で体重をさせえるため身体アライメントの制御が難しい時期だといえます。荷重応答期から立脚中期への移行に際して、アライメントを中立位に復元するためのメカニズムをトレーニングすることは、下肢に加わる力学ストレスを軽減させることに役立ちます。

 

 

講師:石井慎一郎

 

主催:バイオメカセラピー研究会