受付中の講習会

基本動作のバイオメカニクス

(オンデマンド学習)

   ・動画視聴期間:4月1日(木) 0時 ~ 4月30日(金) 24時

   ・質問大会日時:5月2日(日) 20時~ ライブ配信(19時30分よりzoom入室可)

   ・講義内容: 寝返り動作のバイオメカニクス

          起き上がり動作のバイオメカニクス

          起立動作のバイオメカニクス

          着座動作のバイオメカニクス

          歩行のバイオメカニクス

お申込み受付終了

【概要】

・寝返り動作

寝返り動作の普遍的な特徴として体軸内の回旋運動を伴います。体軸内で起きる回旋運動を「体軸内回旋(Body Axis Rotation)」と呼び、寝返り動作パターンは、体幹の屈曲回旋を用いる運動パターンと、伸展回旋を用いる運動パターンとに分類することができます。寝返り動作を起き上がり動作に繋げていくためには、屈曲回旋パターンを用いて寝返りができなくてはいけません。寝返り動作の練習では、屈曲回旋パターンによる寝返り動作の獲得を目指すことが重要です。

 

・起き上がり動作

起き上がり動作に要求される力学課題は、(1)身体を鉛直方向へ動かす運動量を生みだすこと、(2)支持基底面の変化に伴って重心を移動させ、その中で重心を支持することです。起き上がり動作の普遍的な力学課題を達成するための運動戦略として、体幹の屈曲・回旋要素は極めて重要な運動要素です。

 体幹の屈曲と回旋を組み合わせた起き上がり動作を実行するためには、体幹の十分な可動域と、腹斜筋群の活動が必要となります。体幹の屈曲と回旋を用いた起き上がり動作を可能にするメカニズムは、寝返り動作(屈曲回旋パターンによる)と共通する部分が多いです。よって、屈曲回旋パターンを用いた寝返り動作が困難な患者は、起き上がり動作も困難になります。また、起き上がり動作は、寝返り動作から連続した一連の動作であり、「寝返りながら起き上がる」事が重要です。

 

・起立動作

立ち上がり動作は、臀部が座面から離れた瞬間に支持基底面が臀部から足部へ移動する動作です。臀部離床と同時に支持基底面が前方に急激に狭くなるため、身体重心を前方へ移動させてから上昇させなくてはいけなせん。立ち上がり動作は身体重心の前方移動と上昇という2つの重心制御課題が要求される動作であり、どちらか一方でも上手く行かなくなると、立ち上がることができなくなってしまいます。

 

・着座動作

着座動作は身体重心を下降させながら、足部で作られる前方の支持基底面から、臀部で作られる後方の支持基底面に円滑に移動させる動作です。そのため、安定した着座を可能にするためには身体重心の降下と前後方向の変位を協調的に制御しなくてはいけません。着座動作は、体幹を前方に傾斜させて着座の瞬間まで身体重心を足部で作られる支持基底面の後方ギリギリのところで保持しながら屈曲する必要があります。臨床場面では、起立動作が可能であっても、着座動作に失敗する患者さんの方が圧倒的に多いです。一方で、着座動作は重心制御に失敗しても、結果的には着座することができるので、動作障害と認識されにくいです。着座の失敗は、後方へ転倒して「尻もち」をつくのと同じことであり、大きな衝撃が骨盤を介して脊柱に加わるため、脊柱の圧迫骨折の受傷機転となります。

 

・歩行

ヒトの移動様式は脊柱と後脚が直立した姿勢を基本姿勢として、2本の脚を交互に振り出して推進する直立二足歩行です。直立二足歩行は、ヒトだけにみられる極めて特異的な移動様式だと言えます。最近の研究結果から、ヒトの祖先は初めから直立二足歩行をめざして進化したのではなく、直立姿勢への適応という段階を経て、その結果として直立二足歩行が可能になったと考えられています。つまり、ヒトの姿勢と歩行の成り立ちは、重力に対して姿勢を直立化させ,前肢を体重支持から完全に解放する指向性に基づいているということです。したがって、歩行能力を再獲得するためには、まず直立姿勢を獲得した後、歩行を可能にするメカニズムの再獲得を図るべきであると考えます。




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